退職を伝えると決めても、いつ切り出せばよいのか迷う人は多いでしょう。タイミングを逃し続けて、気づけば何週間もたっていたという話もよく聞きます。
退職を伝える時間帯は、上司が落ち着いて話を聞ける時間を選ぶのが基本です。具体的には、始業直後や終業間際を避け、事前に面談の時間をお願いする方法がおすすめです。曜日や場所の選び方もあわせて紹介します。
退職を伝えるのに向いている時間帯
まず、上司の一日の流れを思い浮かべてみましょう。忙しい時間に切り出すと、話を落ち着いて聞いてもらえません。
| 時間帯 | 向き・不向き |
|---|---|
| 始業直後 | メールや会議の準備で忙しく、不向き |
| 午前中の遅い時間 | 予定が落ち着いていれば向いている |
| 昼休み | 休憩を邪魔するため、不向き |
| 午後の早い時間 | 比較的落ち着いていることが多い |
| 終業間際 | 帰る準備で慌ただしく、不向き |
特に、終業後に急に呼び止めるのは避けましょう。上司にも予定があるため、話が中途半端になりやすいからです。
退職を伝えるのに向いている曜日
曜日では、週の半ばが比較的おすすめです。例えば、火曜日から木曜日は、週明けや週末の慌ただしさが少ない傾向があります。
一方で、月曜日の朝は、週の予定を確認する時間で忙しい上司が多いでしょう。また、金曜日の夕方に伝えると、上司が週末に悩むことになります。
ただし、職場によって忙しい曜日は違います。そのため、自分の職場の流れに合わせて選びましょう。
避けたいタイミング
- 決算期や繁忙期のピーク
- 大きなトラブルの対応中
- 上司が急ぎの仕事を抱えているとき
- 人事異動の発表直後
繁忙期の真っ最中に切り出すと、上司も冷静に受け止めにくくなります。とはいえ、繁忙期が終わるのを待ちすぎると、退職日が遅れてしまいます。
退職を切り出すときの流れ
1. 面談の時間をお願いする
いきなり退職の話を始めるより、先に時間を取ってもらうほうが落ち着いて話せます。
声のかけ方の例
「ご相談したいことがあるのですが、15分ほどお時間をいただけますか。」
「明日の午後で、ご都合のよい時間はありますか。」
2. 個室など話しやすい場所を選ぶ
周りに人がいる席で話すのは避けましょう。そこで、会議室などの個室を使うのがおすすめです。
3. 結論から伝える
面談では、最初に退職の意思を伝えます。次に、希望する退職日とお礼を伝えましょう。
上司が不在で切り出せない場合の対処法は、退職を伝えたいのに上司がいないときの伝え方で解説しています。
退職を伝える時期の目安
時間帯だけでなく、退職日の何か月前に伝えるかも大切です。一般的には、退職希望日の1〜2か月前に伝える人が多いでしょう。
なお、会社の就業規則に申し出の時期が決められていることもあります。そのため、事前に確認しておくと安心です。退職日から逆算した進め方は、円満退職のための退職交渉の進め方にまとめています。
在宅勤務の場合の伝え方
在宅勤務が中心なら、オンライン面談で伝えて問題ありません。ただし、チャットだけで済ませるのは避け、顔を見て話せる場を作りましょう。
また、オンラインの場合も、上司の予定が落ち着いている時間を選ぶことが大切です。
退職を伝える時間帯でよくある質問
朝いちばんに伝えるのはだめ?
朝は上司も一日の準備で忙しいことが多いです。そのため、朝に伝える場合も、まずは面談の時間をお願いするだけにとどめましょう。
終業後に伝えてもいい?
上司から「終業後なら時間が取れる」と言われた場合は問題ありません。ただし、自分から急に呼び止めるのは避けたほうが無難です。
上司が忙しくてなかなか時間が取れない
その場合は、「退職についてご相談したい」と用件を伝えて時間をお願いしましょう。用件が分かれば、上司も優先して時間を作ってくれることが多いです。
伝えた後に気まずくなったら?
退職を伝えた後も、普段どおりの態度で仕事を続けることが大切です。特に、引き継ぎを丁寧に進めると、周りとの関係も保ちやすくなります。
退職を伝える前に準備しておくこと
面談の時間を取ってもらったら、話す内容を事前に整理しておきましょう。具体的には、次の3点です。
- 退職したいという結論
- 希望する退職日
- これまでのお礼
さらに、引き止められたときの答え方も考えておくと安心です。例えば「よく考えて決めたことです」と一言で伝えられるようにしておきましょう。そうすれば、話がこじれにくくなります。
退職を伝えるのは、誰にとっても緊張するものです。それでも、伝える日を決めて準備を整えれば、思っていたより落ち着いて話せるはずです。早めに伝えるほど、引き継ぎにも余裕が生まれます。
まとめ|退職を伝える時間帯は上司が落ち着ける時間に
- 始業直後や終業間際は避ける
- 午前中の遅い時間か、午後の早い時間が比較的向いている
- 曜日は週の半ばがおすすめ
- 事前に面談の時間をお願いしてから伝える
伝えるタイミングに完璧な正解はありません。上司の状況に配慮しつつ、早めに切り出すことを優先しましょう。

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