履歴書の書き方で大切なのは、経歴を派手に見せることではありません。
「短期離職はどう書く?」「職歴が浅いと不利?」と迷う方もいるでしょう。
まず、採用担当者は記載された情報を一つずつ確認します。
さらに、職務経歴書とのズレも見ています。
そこで、この記事では履歴書の書き方を元人事の視点から解説します。
基本項目に加え、人事が確認しやすいポイントまで整理しました。
履歴書は「正確さ・一貫性・読みやすさ」の3点を優先してください。
つまり、特別な表現や豪華な実績を書く必要はありません。
まず、応募先に必要な情報を矛盾なく伝えることが基本です。
また、短期離職や空白期間も説明できる状態に整えましょう。
- 履歴書の書き方を学ぶ前に役割を確認する
- 履歴書の書き方|様式は応募先の指定を優先する
- 履歴書の書き方|基本項目を順番に確認する
- 履歴書の書き方|元人事が確認するポイント
- 履歴書の書き方|学歴・職歴欄の基本
- 短期離職・空白期間がある履歴書の書き方
- 履歴書の書き方|免許・資格欄の注意点
- 履歴書の書き方|志望動機は応募先ごとに変える
- 第二新卒・職歴が浅い人の履歴書の書き方
- 履歴書の書き方|本人希望欄・通勤時間
- 履歴書の書き方で避けたいNG例
- 履歴書の書き方|情報を書きすぎないことも大切
- 履歴書の書き方|提出前の最終確認
- 履歴書の書き方に迷う20代・第二新卒へ
- 履歴書の書き方でよくある質問
- まとめ|履歴書の書き方は正確さと一貫性が基本
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履歴書の書き方を学ぶ前に役割を確認する
履歴書と職務経歴書は、同じ応募書類でも役割が異なります。
そのため、最初に違いを理解しておくと書きやすくなります。
| 書類 | 主な役割 | 中心となる内容 |
|---|---|---|
| 履歴書 | 基本情報と経歴を一覧で伝える | 氏名、連絡先、学歴・職歴、資格、志望動機など |
| 職務経歴書 | 仕事の経験を詳しく伝える | 担当業務、実績、工夫、スキル、自己PRなど |
まず、履歴書では事実を簡潔に整理します。
一方、仕事内容や成果は職務経歴書で具体化します。
同じ情報でも、2つの書類で年月を変えないことが重要です。
入社月や退職月が違うと、採用担当者は確認が必要になります。
履歴書の書き方|様式は応募先の指定を優先する
履歴書には複数の様式があります。
そのため、応募先から指定がある場合はその様式を使いましょう。
一方、指定がなければ必要な項目を備えた形式を選びます。
履歴書の書き方では公的な様式例も参考になる
厚生労働省は、履歴書の様式例を公開しています。
具体的には、学歴・職歴や免許・資格などの欄があります。
さらに、志望動機や本人希望欄も設けられています。
また、この様式例では性別欄の記載は任意です。
ただし、この様式を必ず使う必要はありません。
たとえば、企業独自の入力フォームがある場合もあります。
そこで、応募時の案内を先に確認してください。
履歴書の書き方|基本項目を順番に確認する
日付は応募時点に合わせる
まず、履歴書の日付は提出するタイミングに合わせます。
メールなら送信日、郵送なら投函日が一つの目安です。
また、西暦と和暦はどちらでも構いません。
ただし、書類内では表記を統一してください。
氏名・住所・連絡先を正確に書く
次に、氏名や住所に誤りがないか確認しましょう。
特にメールアドレスや電話番号は重要です。
なぜなら、間違っていると採用連絡を受け取れないためです。
なお、応募専用のメールアドレスを用意する方法もあります。
写真は応募先や様式の指定を確認する
写真が必要な場合は、指定された条件に合わせます。
一般的には、正面を向いた証明写真が分かりやすいでしょう。
一方、過度な加工は避けたほうが無難です。
そのため、面接時と大きく違わない写真を選びましょう。
履歴書の書き方|元人事が確認するポイント
履歴書の書き方では、見栄えだけを整えても十分ではありません。
なぜなら、採用担当者は情報同士のつながりも見るためです。
そこで、ここからは元人事の視点で確認点を整理します。
履歴書の書き方では年月の一致を確認する
まず確認したいのが、経歴の一貫性です。
たとえば、履歴書では4月入社と書いているとします。
一方、職務経歴書では5月入社になっている場合があります。
すると、単純な入力ミスでも採用側には理由が分かりません。
説明のない期間が残っていないか
また、職歴の間に長い期間がある場合もあります。
ただし、空白期間があるだけで問題とは限りません。
大切なのは、自分で経緯を説明できることです。
たとえば、求職活動や資格学習をしていたケースがあります。
一方、家族の事情などで仕事を離れていた場合もあります。
そのため、事実を整理して必要な範囲で伝えましょう。
仕事内容と応募職種の接点が見えるか
さらに、職歴が長いことだけが評価材料ではありません。
応募職種で生かせる経験があるかも重要です。
たとえば事務職なら、書類作成や調整経験が接点になります。
一方、営業なら顧客対応や提案経験を整理できます。
そこで、関係する経験は職務経歴書でも補足しましょう。
| 確認ポイント | 採用側が確認しやすい内容 | 応募者側の対策 |
|---|---|---|
| 年月 | 履歴書と職務経歴書にズレがないか | 提出前に2つの書類を照合する |
| 職歴 | 入退社の流れが分かるか | 時系列で整理する |
| 空白期間 | 必要な場合に説明できるか | 期間中の事実を整理する |
| 志望動機 | 応募先との接点があるか | 会社ごとに内容を調整する |
| 資格 | 取得状況が正確か | 正式名称と取得年月を確認する |
履歴書の書き方|学歴・職歴欄の基本
履歴書の書き方では、学歴と職歴を時系列で整理します。
そのうえで、読みやすさと正確さを優先しましょう。
学歴は学校名を省略せずに書く
まず、学校名や学部、学科は正式名称で記載します。
さらに、入学と卒業の年月も確認してください。
中途退学などがある場合も、事実に合わせて記載します。
なお、どこから書くかは様式や応募先の指定も確認しましょう。
職歴は会社名と入退社を時系列で整理する
次に、会社名も正式名称で記載するのが基本です。
また、部署や職種は必要に応じて補足できます。
ただし、詳しい業務内容まで詰め込む必要はありません。
そのため、業務内容や成果は職務経歴書で説明しましょう。
2023年4月 株式会社〇〇 入社
営業部に配属
2025年6月 一身上の都合により退職
現在に至る
以上
短期離職・空白期間がある履歴書の書き方
短期離職があると、履歴書の書き方に悩みやすくなります。
しかし、経歴をよく見せるために事実を変えてはいけません。
そこで、実際の職歴を整理し、説明できる状態にしましょう。
短期離職は「隠す」より説明を準備する
在籍期間が短ければ、理由を聞かれる場合があります。
そのとき、前職への不満だけで終わらせないことが大切です。
まず、ミスマッチが起きた理由を整理します。
次に、今の職場選びで改善した点を伝えましょう。
前職では、仕事内容の確認が十分ではありませんでした。
そのため、今回は業務範囲と教育体制を確認して応募しています。
空白期間は期間中の事実を整理する
一方、空白期間でも必要以上に長い説明は不要です。
まず、いつからいつまでかを整理します。
次に、その期間に何をしていたか確認しましょう。
なお、説明する内容は事実に基づくことが重要です。
短期離職やブランクの説明を詳しく確認したい方は、 短期離職・ブランクを前向きに伝える方法 も参考にしてください。
履歴書の書き方|免許・資格欄の注意点
履歴書の書き方では、資格の取得年月と名称も確認します。
名称を省略すると、何の資格か分かりにくい場合があります。
そのため、合格証などで正式名称を確認すると安心です。
応募職種と関係する資格から確認する
資格が多い場合は、応募職種との関連も考えます。
特に、仕事と直接関係する資格は確認されやすいでしょう。
ただし、取得していない資格を書いてはいけません。
また、勉強中なら取得済みと誤解されない表現にします。
履歴書の書き方|志望動機は応募先ごとに変える
履歴書の書き方で差が出やすいのが志望動機です。
なぜなら、経歴は同じでも応募理由は会社ごとに違うためです。
そのため、志望動機の使い回しには注意しましょう。
志望動機は3つの要素で組み立てる
まず、なぜその会社や職種を選んだのか整理します。
次に、これまでの仕事との接点を示します。
さらに、経験をどの業務へ生かすか伝えます。
最後に、応募先で取り組みたいことも整理します。
履歴書の書き方では志望動機を使い回さない
企業理念への共感自体が悪いわけではありません。
ただし、それだけでは他社にも使える文章になります。
そこで、仕事内容や募集職種との接点を一つ加えましょう。
前職では、見積書作成と顧客対応を担当しました。
そこで身につけた正確な事務処理と調整力を生かしたいと考えています。
さらに、営業担当者を支える業務に魅力を感じ、応募しました。
第二新卒・職歴が浅い人の履歴書の書き方
第二新卒では、長い職歴や大きな実績がないこともあります。
しかし、無理にベテランと同じ見せ方をする必要はありません。
そのため、担当した仕事と学んだことを具体的に整理しましょう。
短い経験でも「担当したこと」を書く
職歴が1年程度でも、担当業務はあるはずです。
たとえば、電話対応や資料作成も実務経験になります。
また、接客や営業同行なども経験の一つです。
まず、自分が実際に行った仕事を洗い出しましょう。
そのうえで、応募職種に近い経験を詳しく説明します。
数字がないからといって実績を作らない
一方、売上や件数を把握していない仕事もあります。
その場合、無理に数字を作る必要はありません。
代わりに、担当範囲や頻度、工夫を具体化しましょう。
| 抽象的な表現 | 具体化した表現 |
|---|---|
| 事務を頑張った | 見積書と請求書を作成し、提出前の確認も担当した |
| 新人教育をした | 新人へ業務手順を説明し、質問内容を整理した |
| 接客を工夫した | 来店目的を確認し、説明する順番を相手に合わせた |
説明できない数字や成果は書かないでください。
なぜなら、面接で根拠を聞かれる場合があるためです。
履歴書の書き方|本人希望欄・通勤時間
履歴書の書き方では、本人希望欄にも迷うことがあります。
特に希望がなければ、「貴社規定に従います」とする方法があります。
一方、勤務上どうしても必要な条件があれば簡潔に記載します。
希望を細かく詰め込みすぎない
給与や配属などは、背景説明が必要になる場合があります。
そのため、履歴書だけで結論を伝えない方法もあります。
たとえば、面接や条件確認の場で説明すると分かりやすいでしょう。
通勤時間は応募先を基準に確認する
また、通勤時間の欄がある場合は想定勤務地を確認します。
勤務地が複数あるなら、応募先の案内も見ておきましょう。
履歴書の書き方で避けたいNG例
履歴書の書き方では、小さな不一致にも注意が必要です。
そこで、提出前に次の項目を確認してください。
- 西暦と和暦が混在している
- 会社名や資格名を必要以上に省略している
- 入社・退職年月が職務経歴書と違う
- 志望動機が他社にもそのまま使える
- 必要な項目が空欄になっている
- 実際と異なる経歴や成果を書いている
- 応募先の会社名を間違えている
- 古い日付の履歴書をそのまま使っている
- PDF化した後の表示を確認していない
使い回せる部分と変える部分を分ける
まず、氏名や学歴、職歴などは基本的に共通です。
一方、志望動機は応募先ごとに確認しましょう。
また、日付や本人希望欄もその都度見直します。
そのため、切り分けて管理すると作成時間も短縮できます。
履歴書の書き方|情報を書きすぎないことも大切
履歴書の書き方では、情報を増やせばよいわけではありません。
むしろ、仕事に関係する情報を中心に整理することが大切です。
そのため、採用と関係のない情報を自分から増やす必要はありません。
厚生労働省は、公正な採用選考の基本を示しています。
まず、応募者の基本的人権を尊重することが基本です。
さらに、適性・能力に基づく採用選考を求めています。
履歴書の書き方|提出前の最終確認
履歴書の書き方を整えたら、最後に内容を確認します。
なお、作成直後より少し時間を空ける方法もあります。
そのほうが、誤字や年月の違いに気づきやすくなります。
- 提出日の日付になっている
- 氏名・住所・連絡先に誤りがない
- 学歴・職歴の年月が一致している
- 職務経歴書と内容が矛盾していない
- 応募先の会社名と職種名が正しい
- 志望動機が応募先とつながっている
- 必要なファイルをすべて用意した
- PDFを開いて表示を確認した
ファイル名も応募先が確認しやすくする
オンライン提出では、ファイル名も確認してください。
たとえば、「履歴書最新版」だけでは誰の書類か分かりません。
そこで、氏名と書類名を入れると整理しやすくなります。
履歴書_山田太郎.pdf
書類提出後の準備まで進めたい方は、 転職面接の前日準備7項目 も確認してください。
履歴書の書き方に迷う20代・第二新卒へ
履歴書の書き方を理解しても、自分の経歴は客観視しにくいものです。
特に第二新卒では、何を強みにするか迷う場合があります。
また、短期離職やフリーター経験がある方もいるでしょう。
その場合は、第三者へ応募書類を見てもらう方法があります。
ただし、添削を受ければ選考に通るわけではありません。
そのため、自分でも内容を説明できる状態にしましょう。
第二新卒や既卒など、若年層向けの就職・転職支援があります。
そこで、履歴書を整理しにくい場合は支援内容を確認して判断してください。
※対象条件や支援内容は、申込先に表示される情報をご確認ください。
履歴書の書き方でよくある質問
履歴書は手書きとパソコンのどちらがよいですか?
応募先から指定がなければ、どちらかに限定する必要はありません。
そのため、読みやすさや修正のしやすさで選びましょう。
履歴書は使い回してもよいですか?
氏名や学歴、職歴などの基本情報は共通で使えます。
ただし、日付や志望動機は応募先ごとに確認してください。
短期離職した会社も書いたほうがよいですか?
まず、実際の職歴は正確に整理することが基本です。
また、在籍期間が短い場合は面接で説明できるよう準備しましょう。
職歴が多くて欄に入りません。
その場合は、職歴欄の広い様式へ変更する方法があります。
ただし、応募先から指定があるなら案内を優先してください。
退職理由は詳しく書くべきですか?
履歴書では、簡潔に記載する方法が一般的です。
そのため、詳しい事情は必要に応じて面接で説明します。
資格がない場合はどうすればいいですか?
資格がないこと自体を過度に気にする必要はありません。
まず、応募先の様式に合わせて記載してください。
履歴書と職務経歴書で特に注意することは?
まず、入社・退職年月などの基本情報を一致させましょう。
そのうえで、職務経歴書では仕事の詳細を補足します。
まとめ|履歴書の書き方は正確さと一貫性が基本
履歴書の書き方で最も大切なのは、経歴を派手に見せることではありません。
まず、日付や学歴・職歴を正確にそろえます。
次に、職務経歴書との内容を照合しましょう。
さらに、志望動機では応募先との接点を意識します。
一方、短期離職や空白期間があっても事実を隠す必要はありません。
そのため、必要な場合に説明できる状態へ整理しましょう。
最後に、「この内容を面接で説明できるか」まで確認して提出してください。


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