転職を考えるとき、総合職と一般職のどちらに応募するか迷っていませんか。今は一般職だけれど、総合職に移りたいと考える人もいるでしょう。
総合職と一般職の違いは、主に仕事の範囲、転勤の有無、昇進の道筋にあります。ただし、区分の中身は会社によって違うため、転職では求人ごとに確認することが大切です。そこで、2つの違いと、転職で職種を変えるときの考え方を紹介します。
総合職と一般職の違い
まず、一般的な違いを一覧で確認しましょう。
| 項目 | 総合職 | 一般職 |
|---|---|---|
| 仕事の範囲 | 企画や営業など、判断を伴う仕事が中心 | 事務や補助など、決まった業務が中心 |
| 転勤 | 異動や転勤があることが多い | 転勤がない、または少ないことが多い |
| 昇進 | 管理職を目指すコースがある | 昇進の上限が決まっていることがある |
| 給与 | 一般職より高めに設定されることが多い | 総合職より低めに設定されることが多い |
このように、総合職は仕事の幅と責任が大きく、一般職は働き方が安定しやすい傾向があります。
とはいえ、最近は区分をなくした会社や、地域を限定した総合職を設ける会社も増えています。そのため、名前だけで判断しないようにしましょう。
転職で総合職と一般職を選ぶときの考え方
何を優先したいかを決める
まず、自分が仕事で何を優先したいかを考えます。例えば、収入を上げたいのか、転勤のない働き方を続けたいのかです。
将来のキャリアを考える
次に、5年後や10年後にどんな仕事をしていたいかを考えましょう。管理職への道筋は総合職で用意されることが多いものの、会社ごとの昇進制度を確認しましょう。
転勤の条件を確かめる
さらに、転勤の有無と範囲を確認します。総合職でも転勤がない会社もあれば、一般職でも異動がある会社もあります。転勤のある求人の見方は、転勤ありの求人の考え方で解説しています。なお、勤務地や仕事が変わる範囲は、労働条件として書面で示されます。明示のルールは厚生労働省の労働条件明示ルールの案内で確認できます。
一般職から総合職へ移るときのポイント
一般職から総合職へ応募できる求人もあります。そこで、選考では次の点を意識しましょう。
- これまでの仕事で、自分から工夫したことを伝える
- 判断を任された経験があれば、具体的に話す
- 総合職を目指す理由を、前向きな言葉で伝える
伝え方の例
「一般職として営業の補助をする中で、提案の内容に関わりたいと考えるようになりました。」
「資料の作り方を見直し、提案の準備時間を短くした経験を生かしたいです。」
特に、補助の仕事でも、相手のために工夫した経験はアピールになります。
19〜28歳で総合職・一般職の区分を変えたいとき、経歴に合う求人を一緒に探したい方は、若手向けの相談先を使う方法もあります。
※求人状況等により、紹介内容は異なります。
総合職から一般職へ移るときのポイント
一方で、総合職から一般職へ移る人もいます。例えば、転勤のない働き方や、家庭との両立を優先したい場合です。
その場合は、給与が下がる可能性を事前に確認しておきましょう。また、面接では「働き方を見直し、長く安定して働きたい」のように伝えると前向きに聞こえます。
事務職への転職の進め方は、事務職への転職の考え方で紹介しています。
総合職と一般職の転職でよくある質問
一般職は将来なくなる?
一般職を設けない会社は増えていますが、すぐになくなるわけではありません。ただし、事務の仕事はシステム化が進んでいるため、スキルを広げておくと安心です。
総合職の選考は難しい?
総合職の選考では、判断力や主体性が見られることが多いです。そのため、自分で考えて動いた経験を準備しておきましょう。
地域限定の総合職とは?
転勤の範囲を一定の地域に限った総合職のことです。とはいえ、給与や昇進の条件が通常の総合職と違うこともあります。
求人票で区分を確かめるポイント
求人票では、総合職・一般職と書かれていないこともあります。そこで、次の点から区分を読み取りましょう。
- 「転勤なし」「勤務地限定」などの表記
- 仕事内容に「企画」「提案」などの言葉があるか
- 昇給や昇格の仕組みの説明
例えば、勤務地が限定され、仕事内容が補助中心なら、一般職に近い働き方と考えられます。一方で、提案や判断を任される仕事なら、総合職に近いでしょう。
つまり、名前より中身で判断することが大切です。分からない点は、面接で確認しておきましょう。
職種の区分は、入社後の働き方や収入に長く関わる条件です。今の気持ちだけでなく、数年後の暮らしや家族の予定も考えて選びましょう。区分を変える転職は、自分のキャリアを見直すよい機会にもなります。焦らずに求人を比べ、納得できる職場を選んでください。
気になる求人があれば、区分ごとの働き方を面接で具体的に聞いてみましょう。答えを比べれば、自分に合う区分が見えてきます。
まとめ|総合職と一般職の違いを知って転職先を選ぶ
- 総合職と一般職は、仕事の範囲・転勤・昇進・給与が違う
- 区分の中身は会社によって違うため、求人ごとに確認する
- 一般職から総合職を目指すなら、工夫した経験を具体的に伝える
- 総合職から一般職へ移るなら、給与の変化を確認する
自分が何を優先したいかを決めてから、職種の区分を選びましょう。
