PR

入社したら残業だらけ|求人と違うときの確認・退職判断【元人事が解説】

入社後に残業が多く求人と違うと悩み労働条件を確認する会社員 ブラック企業対策

入社後に残業が多いと、「求人や面接で聞いた話と違う」と不安になる方もいるでしょう。月10時間程度と聞いていたのに、毎日1~2時間残るケースもあります。

ただし、数日だけで退職を決めるのは早い場合があります。一方、説明との差を我慢し続ける必要もありません。

  1. 入社後に残業が多いときは求人と実態の差を確認する
  2. 入社後に残業が多いとき最初に確認する3つ
    1. 入社後に残業が多いなら求人・契約・勤務実態を分ける
    2. 求人より残業が多いときの5分チェック
  3. 入社後に残業が多いなら求人・面接時の説明と比較する
    1. 残業時間が違うなら比較表で見える化する
    2. 求人より残業が多い場合は平均値だけで判断しない
    3. 面接で聞いた残業時間と実態を比べる
    4. 残業が多いときは労働条件通知書も確認する
  4. 入社後に残業が多いのは一時的?恒常的?
    1. 残業が多いのが一時的なら終了時期を確認する
    2. 入社後に残業が多い状態が通常なら注意する
    3. 残業が多い職場では会社の説明姿勢も見る
  5. 入社後に残業が多い状態を上司・人事へ確認する
    1. 求人より残業が多いことを事実確認として伝える
    2. 残業が多い理由と今後の見通しを聞く
  6. 入社後に残業が多いとき知っておきたい基本ルール
    1. 残業が多いときに確認したい労働時間のルール
    2. 求人より残業が多い問題と法律上の問題は分ける
    3. 残業時間の公的ルールも確認する
  7. 入社後に残業が多い会社を続ける・辞める判断基準
    1. 残業が多くても様子を見る余地があるケース
    2. 改善する可能性がある状態
    3. 退職も含めて考えたい状態
    4. 入社後に残業が多いなら会社の改善姿勢を見る
    5. 残業で体調へ影響が出たら安全を優先する
    6. 残業が多くても「とりあえず3年」に縛られない
  8. 入社後に残業が多い状態から早期離職する場合の準備
    1. 残業を理由に退職するときは不満だけで終わらせない
    2. 残業が多かった経緯を採用担当者へ説明する
    3. 残業による短期離職後の選考対策まで準備する
  9. 入社後に残業が多い場合によくある質問
    1. Q. 入社後に残業が多い場合、すぐ辞めるべきですか?
    2. Q. 求人より残業が多い場合、何を残せばいいですか?
    3. Q. 入社後に残業が多いことを人事へ相談しづらいです。
    4. Q. 求人より残業が多ければ、すぐ退職できますか?
    5. Q. 残業が多いことが原因の短期離職は不利ですか?
  10. 入社後に残業が多く会社へ相談しても解決しない場合
    1. 残業問題は一人で結論を出さなくていい
    2. 残業で心身への影響があるなら無理をしない
  11. まとめ|入社後に残業が多いときは説明との差と会社の対応を見る
  12. 入社後の残業・早期退職に関する関連記事

入社後に残業が多いときは求人と実態の差を確認する

まず、入社後に残業が多いと感じたら情報を整理します。残業時間の数字だけを見る必要はありません。

具体的には、求人票や面接時の説明を確認しましょう。さらに、労働条件通知書も見直します。実際の勤務記録も並べてください。

そのうえで、残業が一時的かを判断します。また、恒常的な働き方なのかも重要です。会社の説明や改善姿勢まで見ていきましょう。

先に結論

判断で重要なのは3点です。最初に、事前説明との差を確認します。次は、残業が続く期間です。最後に会社の対応を見てください。

説明がつかない状態が続くなら注意が必要です。さらに、相談しても改善されない場合は、退職も選択肢になります。

入社後に残業が多いとき最初に確認する3つ

たとえ残業が想定より多くても、すぐ会社を疑う必要はありません。まず、入社前から現在までの事実を整理しましょう。

入社後に残業が多いなら求人・契約・勤務実態を分ける

求人票・求人ページ・面接時の説明 応募時の説明を確認します。残業時間の記載も見てください。加えて、求人ページが残っていれば保存します。採用担当者とのメールも確認しましょう。
労働条件通知書・雇用契約書 始業時刻と終業時刻を確認します。続いて、時間外労働の記載も見ましょう。休日などの条件も確認してください。
実際に働いた時間 出勤と退勤の時刻を記録します。さらに、休憩時間も整理してください。時間外に行った業務も残しておくと確認しやすくなります。

求人より残業が多いときの5分チェック

  • 求人票に月平均残業時間があったか
  • 面接で残業の説明を受けたか
  • 採用担当者とのメールが残っているか
  • 労働条件通知書を受け取っているか
  • 始業・終業時刻を確認したか
  • 直近の退勤時刻を把握できているか

なお、求人票の数字だけで結論を出すのは避けましょう。募集時の情報と契約時の条件は分けます。

さらに、現在の勤務実態も別に整理してください。この3つを比較すると、どこに違いがあるか見えやすくなります。

入社後に残業が多いなら求人・面接時の説明と比較する

次は、入社前と入社後を同じ項目で比べます。この整理は、会社へ理由を確認するときにも役立ちます。

残業時間が違うなら比較表で見える化する

確認項目 入社前・契約時 入社後に確認する内容
残業時間 求人票や面接で説明された月平均時間 実際の出退勤から把握した時間
残業の頻度 繁忙期のみ・週数回などの説明 毎日なのか、一時的なのか
勤務時間 始業・終業時刻 実際に仕事を始め、終えた時刻
残業理由 繁忙期・納期対応などの説明 人員不足・業務量・引き継ぎなど
会社の説明 採用担当者や面接官の説明 直属上司や人事からの説明

求人より残業が多い場合は平均値だけで判断しない

たとえば、求人票に「月平均残業10時間」と書かれる場合があります。しかし、自分の入社時期だけ繁忙期という可能性もあります。

部署によって残業時間が違う会社もあります。そのため、平均値だけでは判断できません。

一方、毎月かなりの残業が続くなら話は変わります。事前説明との差が大きいからです。

そこで、入社後に残業が多いと分かったら、差が生じた理由を確認しましょう。

面接で聞いた残業時間と実態を比べる

面接時の説明も振り返ってください。「基本的に残業は少ない」と説明されたケースもあります。

もし具体的な時間を聞いていたなら、その内容も整理します。メールが残っていれば保存しておきましょう。

ただし、最初から「嘘をつかれた」と決めつける必要はありません。事実確認として聞くほうが話を進めやすくなります。

残業が多いときは労働条件通知書も確認する

求人票と労働条件通知書は同じものではありません。そのため、契約時に示された内容も確認しましょう。

始業時刻と終業時刻を見ます。加えて、時間外労働の有無も確認してください。休日や賃金も一緒に見直します。

求人票と実態が違うだけで即断しない

求人票と実際の条件に違いがあれば、最初に理由を確認します。そのうえで、契約時に何を明示されたかも整理してください。

さらに、現在の勤務実態と比べます。事実を分けて考えると、会社へ相談するときにも説明しやすくなります。

入社後に残業が多いのは一時的?恒常的?

理由が分かったら、今度は残業の継続性を確認します。つまり、今後も同じ状態が続くかを見る段階です。

残業が多いのが一時的なら終了時期を確認する

入社直後は残業が増えることがあります。たとえば、研修や引き継ぎが重なる時期です。

決算や繁忙期の影響も考えられます。また、納期前だけ忙しくなる職場もあるでしょう。

そのため、数日間の残業だけで決めつける必要はありません。まず、いつ頃まで続くのかを確認してください。

入社後に残業が多い状態が通常なら注意する

反対に、周囲が毎日遅くまで働く職場もあります。「この部署はいつも遅い」と言われる場合もあります。

こうした状態なら、一時的な繁忙とは考えにくくなります。そこで、現在の働き方が通常なのかを確認しましょう。

確認ポイント 一時的な可能性 恒常化している可能性
発生理由 繁忙期・引き継ぎ・案件増加 慢性的な人員不足・業務過多
期間 終了時期が説明されている 終了時期の説明がない
周囲の状況 特定の時期だけ退勤が遅い 多くの社員が毎日残っている
会社の対応 業務調整や改善策がある 相談しても状況が変わらない
採用時説明との差 一時的な理由を説明できる 説明との差が長く続いている

残業が多い職場では会社の説明姿勢も見る

元人事の視点

元人事としては、残業時間だけを見るわけではありません。むしろ、相談後の会社の対応も重要です。

たとえば、繁忙理由を説明する会社があります。別の会社では、終了時期まで示す場合もあります。必要に応じて業務量を調整するケースもあるでしょう。

一方、「みんな残っているから」で終わる場合は注意が必要です。その後の働きやすさにも影響するためです。

入社後に残業が多い状態を上司・人事へ確認する

疑問が残るなら、会社へ状況を確認します。直属上司でも人事でも構いません。

求人より残業が多いことを事実確認として伝える

ここでは、会社を責める形にしないことがポイントです。事前説明と現在の状況を伝えましょう。

上司・人事への確認例

「入社前には、残業は月○時間程度と伺っていました。現在は○時頃まで勤務する日が続いています。

今が一時的な繁忙期なのか確認したいです。また、今後も同じ勤務状況が続く予定でしょうか。」

残業が多い理由と今後の見通しを聞く

  • 現在は通常期なのか繁忙期なのか
  • 残業はいつ頃まで続く見込みか
  • 通常時の退勤時間は何時頃か
  • 業務量を見直す予定はあるか
  • 残業時間をどう記録するのか

具体的な説明があれば判断しやすくなります。たとえば、終了時期が分かれば様子を見る選択もできます。

しかし、質問しても回答がない場合は注意が必要です。加えて、勤務時間を正しく記録しにくい場合も慎重に考えましょう。

さらに、事前説明との差を当然視されるケースもあります。その場合は、今後も同じ働き方が続く可能性を考えます。

入社後に残業が多いとき知っておきたい基本ルール

判断材料として、労働時間に関する基本的なルールも確認しておきましょう。

残業が多いときに確認したい労働時間のルール

労働時間や時間外労働には法律上のルールがあります。また、会社が法定労働時間を超えて働かせる場合には、必要な手続きがあります。

ただし、業種や働き方によって扱いが異なる場合もあります。そのため、具体的な判断では最新の公的情報を確認してください。

求人より残業が多い問題と法律上の問題は分ける

ここで重要なのは、「求人で聞いた残業時間と違う」という問題と、法律上の労働時間の問題を分けることです。

求人との違いがあるからといって、直ちにすべてが同じ法的評価になるわけではありません。一方、勤務実態そのものに問題がある可能性もあります。

ポイント: 事前説明との差を先に整理します。そのうえで、労働時間そのものに疑問がある場合は公的情報も確認しましょう。

残業時間の公的ルールも確認する

入社後に残業が多い会社を続ける・辞める判断基準

残業時間だけで退職を決める必要はありません。そこで、事前説明との差と会社の対応を一緒に見ます。

残業が多くても様子を見る余地があるケース

改善する可能性がある状態

  • 残業が増えた理由を説明された
  • 落ち着く時期の見通しがある
  • 勤務時間が正しく記録されている
  • 相談後に業務量が調整された
  • 仕事内容には納得している
  • 心身への大きな負担がない

退職も含めて考えたい状態

  • 入社前の説明との差が大きい
  • 相談しても説明がない
  • 長時間労働が常態化している
  • 勤務時間を正しく記録できない
  • 改善を求めても変化がない
  • 体調や精神面へ影響が出ている

入社後に残業が多いなら会社の改善姿勢を見る

同じ残業時間でも、会社の対応によって判断は変わります。

たとえば、繁忙期が終わる時期を説明する会社もあります。相談後に業務量を調整する職場もあるでしょう。

反対に、何度伝えても状況が変わらない場合もあります。改善姿勢が見えないなら、退職も含めて考える段階です。

残業で体調へ影響が出たら安全を優先する

睡眠不足が続く場合は注意してください。一方、食欲が落ちるなど別の変化が出ることもあります。

さらに、出勤前に強い不安を感じるケースもあります。こうした場合は、在籍期間だけを伸ばすことにこだわらないでください。

残業が多くても「とりあえず3年」に縛られない

なお、短期離職では次の転職で理由を聞かれやすくなります。そのため、感情だけで退職を決めるのは避けたいところです。

しかし、明らかに合わない環境で消耗する必要もありません。「最低3年」を絶対条件にする必要はないでしょう。

そこで、残業の実態を確認したか整理します。加えて、会社へ相談したかも振り返ります。それでも続けにくい理由があるか考えてください。

入社後に残業が多い状態から早期離職する場合の準備

改善を求めても状況が変わらないケースはあります。その場合、早期離職も選択肢です。

ただし、ここから重要なのは「辞めること」だけではありません。次の転職で同じミスマッチを防ぐことまで考えます。

残業を理由に退職するときは不満だけで終わらせない

短期間で辞めると、次の選考で理由を聞かれることがあります。

そこで、「残業が多かった」だけで終わらせないことが大切です。まず、事実と自分の行動を整理しましょう。

次の転職までに整理する4項目
  1. 入社前に確認していた働き方
  2. 実際に生じた条件との違い
  3. 入社後に確認・相談した内容
  4. 次の会社で確認するポイント

残業が多かった経緯を採用担当者へ説明する

たとえば、「残業が多かったので辞めました」だけでは状況が十分に伝わりません。

面接時に聞いた残業時間を最初に整理します。その後、実際の勤務状況を説明しましょう。さらに、会社へ確認した事実も加えます。

最後に、次の職場で何を確認するかを伝えます。この順番なら、同じミスマッチを防ぐ考えも説明できます。

元人事として見たいポイント

採用側は、短期離職そのものだけを見るわけではありません。むしろ、前職への不満だけで終わっていないかを確認します。

さらに、次の会社でどう防ぐかも重要です。そのため、今回の経験を次へ生かす姿勢を言葉にしておきましょう。

残業による短期離職後の選考対策まで準備する

3か月や半年で退職するケースもあります。場合によっては、1年未満で辞めることもあるでしょう。

その場合、人事評価や退職理由の伝え方が重要になります。詳しい選考対策は次の記事で整理しています。

入社後に残業が多い場合によくある質問

Q. 入社後に残業が多い場合、すぐ辞めるべきですか?

すぐ退職を決める必要はありません。まず、事前説明と実態を比べます。

その後、一時的な繁忙かを確認してください。また、会社が改善に応じるかも判断材料です。

Q. 求人より残業が多い場合、何を残せばいいですか?

求人ページは保存しておきましょう。加えて、採用担当者とのメールも残します。

さらに、労働条件通知書も保管してください。自分の出退勤記録を整理すると状況を説明しやすくなります。

Q. 入社後に残業が多いことを人事へ相談しづらいです。

最初から会社を責める形で話す必要はありません。事実確認として聞きましょう。

そのうえで、面接時の認識と現在の退勤時間を伝えます。そして、今後の見通しを確認してください。

Q. 求人より残業が多ければ、すぐ退職できますか?

求人票との違いだけで、すべてのケースを同じように判断することはできません。

契約時に示された条件も確認しましょう。また、現在の勤務実態も整理してください。具体的な法的判断が必要なら、公的窓口や専門家へ確認します。

Q. 残業が多いことが原因の短期離職は不利ですか?

短期間で退職すると、理由を確認される可能性があります。ただし、在籍期間だけで採否が決まるわけではありません。

条件の違いを整理しましょう。そのうえで、改善のために行ったことも説明します。さらに、次の会社選びで変える点まで言葉にできると安心です。

入社後に残業が多く会社へ相談しても解決しない場合

会社へ確認しても解決しない場合があります。また、自分だけでは状況を判断しにくいこともあるでしょう。

残業問題は一人で結論を出さなくていい

そのような場合は、公的な相談窓口や専門家へ相談する方法があります。特に、労働時間や契約条件について疑問があるなら、客観的な意見が役立ちます。

相談前には勤務記録を整理しておきましょう。加えて、求人時の説明や契約書類もまとめておくと、状況を伝えやすくなります。

残業で心身への影響があるなら無理をしない

体調に影響が出ている場合

たとえば、眠れない状態が続く場合は注意してください。食欲が落ちている場合も同様です。

さらに、出勤前に強い動悸や吐き気が出ることもあります。その場合は無理をせず、自分の安全と健康を優先しましょう。

まとめ|入社後に残業が多いときは説明との差と会社の対応を見る

この記事のまとめ

入社後に残業が多いと感じたら、最初に入社前の説明と比べましょう。

具体的には、求人票を確認します。続いて、面接時の説明も整理します。さらに、労働条件通知書と勤務記録を確認してください。

そのうえで、一時的な繁忙かを見ます。恒常的な残業なのかも確認しましょう。

会社へ相談した後は、理由を説明してくれるかを見ます。加えて、改善へ動くかも重要です。

一方、説明との差が大きい状態が続くなら注意が必要です。相談しても改善されず、心身への負担が強い場合は退職も選択肢になります。

そして、短期離職を選ぶなら次の転職まで見据えます。退職理由と次の会社選びを整理しておきましょう。

入社後の残業・早期退職に関する関連記事

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の労働条件や法的な判断は、具体的な状況によって異なります。必要に応じて公的窓口や専門家へご確認ください。

コメント