転職面接で「これまでの挫折経験を教えてください」と聞かれ、何を話せばよいか困ったことはありませんか。大きな失敗がないと、答えに詰まってしまいますよね。
面接の挫折経験は、うまくいかなかった出来事と、そこから立て直した行動をセットで話すのが基本です。つまり、大きな失敗である必要はありません。そこで、話す経験の選び方と答え方の型、例文を紹介します。
面接で挫折経験を聞かれる理由
面接官が挫折経験を聞くのは、主に次の点を見たいからです。
- 困難な場面でどう考え、どう動くか
- 失敗から学び、次に生かせるか
- ストレスにどう向き合っているか
特に、中途採用では、仕事でうまくいかない場面は必ずあります。そのため、立て直す力があるかが大切にされています。
なお、選考は適性と能力に基づいて行うことが基本とされています。考え方は厚生労働省の公正採用選考特設サイトで公開されています。
話す挫折経験の選び方
| 選び方 | 例 |
|---|---|
| 仕事に関わる経験 | 目標を達成できなかった、大きなミスをした |
| 自分の行動で立て直した経験 | やり方を変えて結果を出した |
| 今の考え方につながった経験 | 確認の大切さを学んだ |
一方で、他人のせいにした話や、立て直せずに終わった話は避けましょう。また、プライベートの深刻な出来事は、無理に話す必要はありません。
挫折経験の答え方の型
- 状況:どんな場面で、何がうまくいかなかったか
- 原因:なぜうまくいかなかったのか
- 行動:立て直すために何をしたか
- 学び:その経験から何を学び、今どう生かしているか
特に、行動と学びの部分に時間を使うと、前向きな話になります。
挫折経験の例文
目標を達成できなかった場合
例文
「入社2年目に、担当エリアの売上目標を大きく下回ったことがあります。」
「原因は、新規の訪問ばかりで、既存のお客様へのフォローが足りなかったことでした。」
「そこで、訪問の計画を見直し、既存のお客様に月1回は連絡する仕組みを作りました。」
「翌年は目標を達成でき、計画を立てて動く大切さを学びました。」
大きなミスをした場合
例文
「請求書の金額を誤って送ってしまい、お客様にご迷惑をおかけしたことがあります。」
「すぐに上司に報告し、お詫びと訂正の対応をしました。」
「その後、チーム全体でダブルチェックの手順を作り、同じミスは起きていません。」
このように、ミスのあとの行動まで話すと、誠実な印象が伝わります。
挫折経験で避けたいこと
- 「挫折したことはありません」と答える
- 失敗の説明ばかりで、行動の話が少ない
- 前の会社や上司の批判になる
特に、挫折がないと答えると、困難に向き合った経験が少ないと受け取られることがあります。とはいえ、小さな経験でも構いません。
経験が見つからないときの探し方
大きな挫折がない人は、うまくいかなかった小さな場面を思い出しましょう。例えば、思うように仕事が覚えられなかった時期や、意見が通らなかった会議などです。
さらに、そのときに工夫したことを書き出してみると、話せる経験が見つかります。面接で評価を下げやすい行動は、転職面接のNG行動も参考になります。また、長所の質問とあわせて準備するなら、転職面接の長所の答え方が役立ちます。
挫折経験でよくある質問
学生時代の経験でもいいですか
社会人経験が短い場合は、学生時代の経験でも構いません。ただし、できれば仕事の経験を選ぶほうが説得力が増します。
転職の理由になった出来事を話してもいい?
話しても構いませんが、前の会社の批判にならないよう注意しましょう。つまり、自分がどう動いたかを中心に話すことが大切です。
挫折経験を話すときの時間配分
挫折経験の話は、1分から1分半ほどにまとめるのが目安です。そこで、次のような配分を意識しましょう。
- 状況と原因:20秒ほど
- 立て直した行動:30〜40秒ほど
- 学びと今の生かし方:20秒ほど
特に、行動の部分に時間を多く使うと、前向きな話になります。一方で、失敗の説明が長くなると、暗い印象が残りやすくなります。
そのため、事前に声に出して時間を計り、配分を確認しておきましょう。
面接官の深掘りに備える
挫折経験を話すと、「そのとき周りはどう反応しましたか」「今ならどうしますか」と深掘りされることがあります。そこで、当時の周りの状況や、今の自分ならどう動くかも考えておくと安心です。
さらに、学んだことを応募先の仕事でどう生かすかまで話せると、話に説得力が増します。
挫折経験は、誰にでもあるものです。大切なのは、そこから何を学び、どう行動したかを伝えることです。準備した話を一度声に出して確認し、本番に臨みましょう。
まとめ|面接の挫折経験は立て直した行動をセットで話す
- 挫折経験の質問では、困難への向き合い方が見られている
- 仕事に関わり、自分の行動で立て直した経験を選ぶ
- 状況・原因・行動・学びの順に話す
- 大きな失敗でなくても、小さな経験で構わない
困難を乗り越えた話は、伝え方しだいで強みになります。
失敗談も前向きに伝えられるようになりたい方へ

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