努力しても報われないのは場所のせい。人事が教える「業界選び」で確実に給与を上げる方法
「転職して年収アップしたいけれど、特別なスキルがない…」
「今の会社でどれだけ頑張っても、給料が上がる気配がない」
もし、あなたが「転職 年収アップ 業界」というキーワードで情報を探しているなら、この記事がその悩みを解決します。
まずは、人事として残酷な真実をお伝えします。
年収が決まる最大の要因は、あなたの能力ではなく「どの業界にいるか」です。
実は、業界を変えるだけで、仕事内容は同じまま年収アップを実現することが可能です。
この記事では、スキルはそのままで働く場所だけを変える「軸ずらし」という手法を使って、転職で確実に年収アップするための「業界選び」の極意を解説します。
残酷な真実:転職の年収アップは「能力」より「業界」できまる
なぜ、こんなに頑張っているのに給料が上がらないのか。実は、その答えはシンプルで、「業界の利益率」が低いからです。
まず、人事として断言しますが、給与の原資は「企業の利益」です。
転職で年収アップを目指すなら、利益率が低い業界では無理です。どんなに優秀な社員でも、支払える給与の上限が最初から低く設定されているからです。
同じ「管理職」でもこれだけ違う
例えば、同じような「チームマネジメント」や「事務管理」の仕事をしていても、業界が違うだけでこれだけの差が出ることがあります。
- 飲食・小売業界の店長クラス: 年収 350万 〜 450万円
- IT・Web業界のプロジェクトマネージャー: 年収 600万 〜 800万円
やっていることの本質(人・モノ・金の管理)は同じでも、業界が違うだけで年収に2倍近くの開きが出ることがザラにあります。
つまり、本気で転職による年収アップしたいなら、スキルを磨く前に「利益率の高い業界に身を置く(席を変える)」ことが最優先なのです。
【プロの活用法】
良質なエージェントでまずはプロのアドバイスを聞いてみよう!
まとめ:失敗しないために「まずはプロに会う」行動を!
失敗しない転職は、情報戦です。その情報源として、転職のプロフェッショナルであるコンサルタントに会うことが最も確実な第一歩です。
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「軸ずらし転職」とは?スキルの掛け合わせで年収アップ戦略
そこで推奨したいのが「軸ずらし転職」です。
これは、「職種(あなたの強み)」はそのままに、「業界(働く場所)」だけをずらす転職方法のことです。
転職には3つのパターンがある
転職には大きく分けて以下の3つのパターンがあります。
- 業界×職種 そのまま(例:小売の店長 → 小売の店長)
- 即戦力だが、業界の給与水準が変わらないため、大幅な年収アップは難しい。
- 業界×職種 どっちも変える(例:小売の店長 → ITエンジニア)
- 「完全未経験」扱いになるため、年収は一時的に下がるリスクが高い。
- 職種はそのままで、業界だけ変える(★これが軸ずらし)
- (例:小売の店長 → IT企業のカスタマーサクセス)
- 経験者として評価されつつ、業界の給与ベースが高いところへ移れるため、年収アップの成功率が最も高い。
こうすると、新しいスキルを一から覚え直す必要がなく、入社後も即成果が出しやすいため、精神的にもリスクが低いのが特徴です。
狙い目はどこ?転職で年収アップしやすい「業界」リスト
では、具体的にどの業界へ「軸」をずらせば年収アップできるのでしょうか?
人事が勧める、構造的に利益が出やすく、給与水準が高い業界は以下の通りです。
- IT・SaaS・Web業界
- 工場などの設備投資が不要で原価率が低く、利益率が圧倒的に高い。
- 金融・コンサルティング業界
- 動くお金の単位が大きく、人材への還元率が高い。
- インフラ・化学・エネルギー・医療関連
- 参入障壁が高く、競合が少ないため利益が安定している。
- 商社
- 独自の商流を持っており、マージンが高い。
「自分はITなんて分からない」「金融なんて無理」と食わず嫌いしないでください。
どの業界にも、営業、事務、人事、企画などの席はあります。
➡︎給与交渉で「あと50万」上乗せする魔法のメール例文!人事の本音と成功するタイミング
成功事例:実際に「軸ずらし」で年収アップしたケース
実際に私が人事として見てきた、軸ずらしによる転職成功例をご紹介します。
ケーススタディ:Aさん(29歳)の場合
- Before:小売業界の店舗マネージャー(年収350万円)
- 悩み:休みが不定期、立ち仕事で体力的にきつい、給料が頭打ち。
- Shift(軸ずらし):
- 「店舗での接客経験」と「アルバイトの教育・管理経験」を武器に転職活動。
- After:IT系SaaS企業のカスタマーサクセス(年収500万円)
- 結果:土日祝休み、リモートワーク可、年収150万円アップ。
Aさんはプログラミングができるわけではありません。しかし、IT企業側は「顧客の不満を汲み取り、解約を防ぐ」人材を求めていました。よって、Aさんの「接客・クレーム対応力」が、そのままIT業界で高く評価されたのです。
職種名は変わっていますが、使っている能力は同じ。これが「軸ずらし」の威力です。
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あなたの「ポータブルスキル」を見つける方法
異業界への転職を成功させる鍵は、業界特有の知識(これは入社後に覚えればOK)ではなく、「どの業界でも通用する持ち運び可能なスキル(ポータブルスキル)」です。
自分の仕事を少し「抽象化」して考えてみましょう。
- 「飲食店で接客が得意」
- → 「潜在的なニーズを引き出すヒアリング能力」
- 「事務処理が速い・ミスがない」
- → 「業務フローを改善し、組織のコストを削減する能力」
- 「店長としてシフト管理をしていた」
- → 「リソース(人員)管理と、目標達成のための進捗管理能力」
この「言い換え(抽象化)」さえできれば、未経験の業界でも大丈夫。「私は御社で即戦力になれます」と胸を張って言えるようになります。
転職・年収アップ・業界に関するよくある質問
最後に、「転職 年収アップ 業界」に関して、よく求職者の方からいただく質問に回答します。
Q. 未経験の業界に転職して本当についていけますか?
A. 大丈夫です。「業界知識」は入社後の3ヶ月で身につきます。企業が中途採用で求めているのは知識ではなく、あなたが前職で培った「遂行能力(ポータブルスキル)」だからです。
Q. どの業界が自分に合っているかわかりません。
A. 最初から一つに絞る必要はありません。まずは転職エージェントに「今の職種(営業・事務など)で、もっと年収水準が高い業界はどこですか?」と聞いてみてください。意外な選択肢が見つかるはずです。
まとめ:勇気を出して「場所」を変えよう
今の場所で「もっと頑張れば給料が上がるはず」と信じて働き続けるのは、下りのエスカレーターを全力で駆け上がるようなものです。
努力不足ではなく、場所が悪かっただけ。
そう気づけたなら、次は「自分の職種は、どの業界なら高く売れるか?」を知るステップに進みましょう。
一人で考えるのが難しければ、転職エージェントに「今の職種で、より年収水準の高い業界に行きたい」と率直に相談してみるのも一つの手です。もしかしたら、自分の市場価値に驚くかもしれません。
▼次は「求人票」の話です
業界を変えようとした時、多くの人が騙されるのが「見せかけの高年収」です。次は、ブラックな高年収求人を見抜く方法について解説します。
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