転職先を選ぶとき、社員がすぐに辞めていないか気になりますよね。とはいえ、求人票に離職率が書かれていないことも多いでしょう。
離職率の調べ方は、公的なデータを見る、求人票の数字を読む、面接で聞くの3つが基本です。なぜなら、1つの情報だけでは全体が分からないからです。そこで、転職先の離職率を調べる方法と、数字の見方を紹介します。
離職率とは
離職率は、ある期間に会社を辞めた人の割合です。例えば、1年間で社員100人のうち10人が辞めれば、離職率は10%になります。
ただし、会社によって計算の仕方が違うことがあります。そのため、数字を比べるときは、どの期間の、誰を対象にした数字かを確認しましょう。
よく使われる数字の種類
| 数字 | 内容 |
|---|---|
| 離職率 | 一定の期間に辞めた人の割合 |
| 定着率 | 一定の期間後も働き続けている人の割合 |
| 3年後定着率 | 入社3年後に残っている人の割合 |
| 平均勤続年数 | 社員が働いている年数の平均 |
特に、新卒の3年後定着率は、若手が働き続けやすいかの目安になります。
転職先の離職率の調べ方
1. 公的なサイトで調べる
まず、厚生労働省の職場情報総合サイトを使う方法があります。会社によっては、採用者数や離職者数、平均勤続年数などが掲載されています。厚生労働省の職場情報総合サイト「しょくばらぼ」で会社名を検索してみましょう。
とはいえ、すべての会社が掲載されているわけではありません。
2. 求人票や採用ページを見る
次に、求人票や会社の採用ページを確認します。平均勤続年数や、中途入社者の定着率を載せている会社もあります。
3. 会社の公開資料を見る
さらに、上場企業であれば、公開している報告書に従業員の数や平均勤続年数が載っていることがあります。
4. 面接で聞く
最後に、面接で直接聞く方法です。数字が公開されていない場合は、面接で確認するのが確実です。
面接での聞き方
離職率をそのまま聞くと、少し聞きにくいと感じるかもしれません。そこで、働き続けている人の様子を聞く形にすると自然です。
聞き方の例
「中途入社の方は、どのくらいの期間働かれていることが多いですか。」
「配属予定のチームでは、ここ数年で人の入れ替わりはありましたか。」
「長く働かれている方は、どんな点を魅力に感じていますか。」
このように聞けば、前向きな姿勢のまま情報を集められます。
19〜28歳で、定着率まで確かめて求人を選びたい方は、若手向けの相談先で求人の背景を聞く方法もあります。
※求人状況等により、紹介内容は異なります。
離職率の数字を見るときの注意点
業界によって差がある
離職率は、業界によって大きく違います。例えば、人の入れ替わりが多い業界では、平均より高く出やすいでしょう。そのため、同じ業界の会社と比べることが大切です。
会社の成長段階で変わる
社員が急に増えている会社では、平均勤続年数が短く見えることがあります。つまり、数字が低いからといって、すぐに働きにくい会社とは言えません。
部署ごとの差は分からない
会社全体の数字だけでは、配属先の部署の状況は分かりません。そこで、面接で配属予定のチームについて聞いておくと安心です。
離職率以外に見ておきたいサイン
離職率が分からない場合でも、次のような点から判断できることがあります。
- 同じ求人が何度も出ていないか
- 若手ばかりで、中堅の社員が少なくないか
- 面接で、働き方の質問にあいまいな答えが続かないか
若手が多い求人の見方は、求人の若手活躍中の見方で紹介しています。求人票全体で注意したい表現は、求人票に出やすいブラック企業のサインも参考になります。
離職率の調べ方でよくある質問
離職率は何%なら低い?
業界や会社の規模によって違うため、一概には言えません。とはいえ、同じ業界の会社と比べると、高いか低いかの目安になります。
口コミサイトの情報は信用できる?
口コミは、実際に働いた人の声として参考になります。ただし、個人の感想なので、公的なデータや面接の答えと組み合わせて判断しましょう。
調べた情報を整理する
離職率や定着率を調べたら、応募先ごとに一覧にしておきましょう。例えば、次の項目を並べます。
- 平均勤続年数
- 新卒や中途の定着率
- 面接で聞いた働き方の話
このように整理すると、数字と実際の話を比べやすくなります。さらに、気になる点があれば、内定後の面談で改めて確認しましょう。
離職率は、職場の働きやすさを知るための手がかりの一つです。数字だけで決めつけず、面接で聞いた話や職場の雰囲気とあわせて判断しましょう。気になる会社が見つかったら、まずは公的サイトで掲載の有無を確かめるところから始めてみてください。調べた結果は、応募先を比べるときの大切な材料になります。
まとめ|転職先の離職率は複数の方法で調べる
- 離職率は、公的サイト・求人票・面接の3つで調べる
- 定着率や平均勤続年数もあわせて見る
- 業界や会社の成長段階によって、数字の意味が変わる
- 部署ごとの状況は、面接で確認する
