転職エージェントから求人を紹介されたものの、希望と合わず断り方に迷っていませんか。断ると次から紹介されなくなるのでは、と心配する人も多いでしょう。
転職エージェントの紹介を断ること自体は、まったく問題ありません。むしろ、合わない理由を具体的に伝えれば、次の紹介の精度が上がります。そこで、場面ごとの断り方と、例文を紹介します。
転職エージェントの紹介を断ってもいい?
転職エージェントは、求職者の希望に合う求人を探して紹介する仕事です。そのため、紹介された求人をすべて受ける必要はありません。
担当者にとっても、合わない求人に応募されるより、早めに断ってもらうほうが助かります。なぜなら、応募後に辞退されると、企業との調整が必要になるからです。
転職エージェントの断り方の3つのポイント
早めに返事をする
まず、紹介を受けたら、できるだけ早く返事をしましょう。返事がないままだと、担当者は次の行動に移れません。
理由を具体的に伝える
次に、断る理由を具体的に伝えます。例えば「年収」「勤務地」「仕事内容」など、どの条件が合わないかをはっきりさせましょう。
希望を伝え直す
さらに、断るときに希望を伝え直すと、次の紹介に生かしてもらえます。
場面別の断り方の例文
求人の紹介を断る場合
「ご紹介ありがとうございます。今回は勤務地が通勤圏外のため、見送らせてください。」
「引き続き、〇〇市内の求人があればご紹介いただけると助かります。」
応募後に選考を辞退する場合
「選考を進めていただいたのに申し訳ありません。」
「検討の結果、今回は辞退させていただきたいと考えております。」
面談や電話の誘いを断る場合
「お声がけありがとうございます。」
「今週は予定が詰まっているため、来週以降でご相談させてください。」
このように、お礼と理由、次の希望をセットで伝えると角が立ちません。
断る理由の伝え方
| 合わない条件 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 年収 | 現在の年収を下回るため、今回は見送ります |
| 勤務地 | 通勤に1時間以上かかるため、見送ります |
| 仕事内容 | 希望する職種と違うため、今回は控えます |
| 会社の規模や雰囲気 | 今回は別の業界を優先したいと考えています |
特に、理由があいまいだと、似た求人が続けて紹介されることがあります。
担当者と合わないと感じたら
紹介される求人が、何度伝えても希望とずれていることもあるでしょう。その場合は、担当者の変更を相談する方法があります。
また、複数の転職エージェントを使い分けるのも一つの方法です。登録数の目安と使い分け方は、転職エージェントの複数登録の考え方で解説しています。
エージェントを使わずに進める方法もあります。公的な窓口との違いは、ハローワークと転職エージェントの違いを参考にしてください。
断るときに避けたいこと
- 返事をせずに放置する
- 応募の直前や面接の当日に辞退する
- 担当者を責めるような言い方をする
連絡を無視したまま放置すると、その後のサポートを受けにくくなることがあります。そのため、断る場合も、短い返事を送っておきましょう。
なお、利用している事業者が国の許可を受けているかは、厚生労働省の人材サービス総合サイトで調べられます。
断り方でよくある質問
何度も断ると紹介されなくなる?
理由を伝えて断っていれば、紹介が止まることは考えにくいでしょう。ただし、希望の条件が厳しすぎる場合は、担当者と一緒に見直すことも大切です。
転職活動をやめる場合は?
活動をやめる場合も、担当者に一言伝えておきます。例えば「今回は現職に残ることにしました」と伝えれば十分です。
スカウトを断るときも同じ?
スカウトへの返信は、エージェントの紹介とは少し違います。返信の仕方は第二新卒のスカウトの見分け方で紹介しています。
断ったあとに伝えておきたいこと
求人の紹介を断ったあとは、次の紹介につながる情報を伝えておくと効果的です。例えば、次のような内容です。
- 譲れない条件と、妥協できる条件
- 興味のある業界や職種
- 転職したい時期の目安
特に、譲れない条件を1〜2つに絞って伝えると、担当者も求人を探しやすくなります。そのため、断るたびに条件を少しずつ整理していきましょう。
また、担当者から条件の見直しを提案されることもあります。とはいえ、無理に希望を下げる必要はありません。納得できない場合は、理由を聞いたうえで判断しましょう。
さらに、気になる求人があったときは、自分から担当者に伝える方法もあります。つまり、紹介を待つだけでなく、自分の希望を積極的に共有することが大切です。
このように、断ることを次の紹介の材料にすれば、担当者との関係もよくなります。
断ることに慣れないうちは、気が重く感じるかもしれません。とはいえ、はっきり伝えるほど、担当者は動きやすくなります。
まとめ|転職エージェントの断り方は早く具体的に
- 転職エージェントの紹介は、断っても問題ない
- 早めに返事をし、合わない条件を具体的に伝える
- 断るときに希望を伝え直すと、次の紹介に生かされる
- 返事をせずに放置するのは避ける

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