終業間際に急に残業を頼まれて、断りたいけれど言い出せない。そんな経験をした人は多いでしょう。予定があるのに、断ったら評価が下がるのではと不安になりますよね。
残業の断り方の基本は、理由を短く伝え、代わりにできることを提案することです。そうすれば、仕事への姿勢を示しながら、角を立てずに断れます。そこで、急に頼まれたときの言い方と、残業が続くときの相談先を紹介します。
残業は断ってもいいの?
残業は、会社と働く人の間で決めたルールの範囲で命じられるものです。そのため、会社によっては残業を命じられることもあります。
ただし、体調が悪いときや、家庭の事情でどうしても残れないときは、事情を伝えて相談して構いません。特に、毎回断るのではなく、事情があるときに伝えることが大切です。
なお、残業時間には法律で上限が定められています。制度の内容は、厚生労働省の働き方改革関連法のページで確認できます。
残業を断るときの3つのコツ
1. 早めに伝える
まず、残れないと分かった時点で、すぐに伝えましょう。引き受けたあとで、終業直前に断ると、相手の予定を大きく狂わせてしまいます。
2. 理由は短く伝える
次に、理由は長く説明する必要はありません。「今日は外せない予定があります」と伝えれば十分です。
3. 代わりの案を出す
さらに、代わりにできることを提案しましょう。例えば、明日の朝に対応する、ほかの人に引き継ぐなどの案です。
残業の断り方の例文
予定がある場合
例文
「申し訳ありません。今日は外せない予定があり、定時で失礼したいです。」
「明日の朝一番で対応させていただいてもよろしいでしょうか。」
体調が悪い場合
例文
「体調がすぐれないため、今日は早めに帰らせていただけますか。」
「途中まで進めた内容を、メモで共有しておきます。」
急ぎの仕事を頼まれた場合
例文
「今日は残れないのですが、あと30分で終わる部分までは進めます。」
「残りは明日の午前中に仕上げてもよろしいでしょうか。」
このように、できる範囲を示すと、相手も受け入れやすくなります。
残業を断るときに避けたいこと
- 理由を言わずに黙って帰る
- 毎回同じ理由で断る
- 断ったあと、仕事の状況を共有しない
特に、断ったあとに状況を共有しないと、相手が仕事の進み具合を把握できません。そのため、引き継ぎのメモを残しておきましょう。
残業が続くときの相談先
毎日のように残業を頼まれて、断りきれない状態が続くこともあるでしょう。その場合は、仕事の量そのものを見直す必要があります。
まずは、上司に今の仕事量と、毎月の残業時間を伝えて相談しましょう。例えば「今月の残業が〇時間になっています」と具体的な数字で伝えると、話が進みやすくなります。
残業が多い職場での考え方は、入社後に残業が多いと感じたときの対処法で解説しています。また、月20時間の残業がどのくらいかの目安は、月残業20時間がどのくらいかを解説した記事も参考になります。
残業の断り方でよくある質問
残業を断ると評価が下がりますか
事情を伝えて断ることで、すぐに評価が下がることは少ないです。とはいえ、断り方や、普段の仕事ぶりも見られていることは意識しておきましょう。
試用期間中でも断っていい?
試用期間中でも、事情があれば相談して構いません。ただし、断る前に仕事の状況をしっかり伝えることが大切です。
断ったあとのフォローも大切
残業を断ったあとは、翌日のフォローも大切です。具体的には、朝のうちに約束した作業を終わらせ、上司に報告しましょう。
報告の例
「昨日の〇〇の件、今朝対応が終わりました。」
「確認をお願いいたします。」
このように、約束を守ったことを伝えると、次に断るときも理解してもらいやすくなります。また、普段から仕事の進み具合を共有しておくと、急な残業を頼まれる回数自体を減らせます。
残業を上手に断れるようになると、仕事と生活のバランスが取りやすくなります。無理を重ねて体調を崩す前に、自分の予定や体調を大切にしましょう。困ったときは一人で抱え込まず、上司や人事に相談することも忘れないでください。周りに相談できる関係をつくっておくことが、長く働き続けるための力になります。
残業の頼まれ方は、職場や上司によってさまざまです。日ごろから自分の予定を共有しておくと、急な依頼を受けたときにも話がしやすくなります。予定が分かっている日は、朝のうちに上司へ一言伝えておくと安心です。
残業の断り方を身につけることは、自分の時間と体調を守ることにつながります。相手への配慮と、自分の予定の両方を大切にしましょう。
断ることに慣れていなくても、伝え方を決めておけば落ち着いて話せます。今日紹介した例文を、自分の言葉に直して準備しておきましょう。
まとめ|残業の断り方は早めに短く、代わりの案を添える
- 残業を断るときは、早めに伝える
- 理由は短く、代わりにできることを提案する
- 断ったあとは、仕事の状況を共有する
- 残業が続くなら、仕事量を上司に相談する

コメント