転職して初めての給料日、振り込まれた金額が思ったより少なくて驚いたことはありませんか。条件と違うのではと不安になる人も多いでしょう。
転職後の最初の給料が少ないのは、日割りの計算や締め日の関係、社会保険料の引かれ方が主な原因です。つまり、条件どおりでも初回だけ少なくなることはよくあります。そこで、少なくなる理由と確認の仕方を紹介します。
転職後の最初の給料が少ない主な理由
1. 日割りで計算されている
月の途中に入社した場合、最初の給料はその月に働いた日数の分だけ支払われます。例えば、月の半ばに入社すれば、最初の給料はおよそ半月分になります。
2. 締め日と支払日の関係
次に、会社の締め日と支払日の関係も影響します。
| 給与の仕組み | 最初の給料 |
|---|---|
| 月末締め・当月25日払い | 入社した月の分が、その月に支払われる |
| 月末締め・翌月25日払い | 入社した月の分が、翌月に支払われる |
| 15日締め・当月25日払い | 締め日までの数日分だけが支払われることがある |
特に、締め日の直前に入社すると、最初の給料は数日分だけになることもあります。
3. 社会保険料の引かれ方
社会保険料は、入社した月から発生するのが一般的です。そのため、働いた日数が少なくても、1か月分の保険料が引かれることがあります。
社会保険の加入の時期は、転職したら社会保険はいつからかで解説しています。加入の手続きの概要は、日本年金機構の「就職したとき」の案内でも確認できます。
4. 手当がまだつかない
さらに、通勤手当や住宅手当などが、翌月からの支給になることもあります。その結果、最初の月だけ手当が少なくなります。
最初の給料を確認する方法
給料が少ないと感じたら、まずは給与明細を確認しましょう。具体的には、次の点を見ます。
- 支給額の計算期間(何日から何日までか)
- 基本給が日割りになっているか
- 社会保険料や税金の金額
- 手当の支給の有無
このように明細を確認すると、少なくなった理由が分かることが多いです。
条件と違う可能性があるとき
明細を確認しても、理由が分からないこともあるでしょう。例えば、基本給そのものが労働条件通知書の額と違う場合です。
基本給や手当の額が書面と違う場合は、人事や給与の担当者に確認しましょう。
確認の例
「最初の給与明細について、確認させていただきたい点があります。」
「基本給の計算方法を教えていただけますでしょうか。」
入社後に給料が聞いていた額と違う場合の対処は、入社後に給料が聞いていた額と違うときの対処法で紹介しています。
最初の給料までの生活費に備える
転職のときは、前の会社の最後の給料と、新しい会社の最初の給料の間に期間があくことがあります。そのため、生活費に余裕を持っておくことが大切です。
例えば、翌月払いの会社に月の半ばで入社した場合、最初の給料は1か月以上先になることもあります。つまり、入社前に支払日を確認しておくと安心です。
最初の給料でよくある質問
2か月目からは通常の金額になりますか
多くの場合、2か月目からは1か月分の給料が支払われます。とはいえ、手当の支給時期によっては、3か月目から通常の金額になることもあります。
住民税はいつから引かれますか
住民税の扱いは、前の会社での手続きによって変わります。退職後の住民税の扱いは、退職後の住民税の払い方を参考にしてください。
給料が振り込まれない場合は?
支払日を過ぎても振り込まれない場合は、すぐに会社に確認しましょう。口座の登録に誤りがあることもあります。
最初の給料の計算例
具体的な数字で、最初の給料がどう計算されるかを見てみましょう。例えば、月給24万円の会社に、月の16日に入社した場合です。
その月の出勤日が20日あり、そのうち10日働いたとすると、最初の給料はおよそ12万円になります。さらに、社会保険料が1か月分引かれるため、手取りはさらに少なくなります。
このように、日割りと保険料の両方が影響すると、最初の給料は思ったより少なく見えます。そのため、計算の仕組みを知っておくと、明細を見ても慌てずに済みます。
入社前に確認しておきたいこと
最初の給料で戸惑わないために、入社前に次の点を確認しておきましょう。
- 給料の締め日と支払日
- 入社した月の給料の計算方法
- 通勤手当などが支給される時期
特に、締め日と支払日は、生活費の計画に大きく関わります。なお、分からない点は内定後の面談で聞いておくと安心です。
最初の給料が少なくても、多くの場合は2か月目から通常の金額に戻ります。明細の見方を覚えておくと、今後の給料の確認にも役立ちます。毎月の明細は捨てずに保管しておきましょう。
入社前の生活費の準備にも役立ててください。
まとめ|転職後の最初の給料が少ないのは計算の仕組みが多い
- 月の途中に入社すると、最初の給料は日割りになる
- 締め日と支払日の関係で、少なく見えることがある
- 社会保険料は、入社した月から引かれることが多い
- 基本給が書面と違う場合は、担当者に確認する
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