エンジニアとしてSESで働いているのに、テストや運用の仕事ばかりでプログラミングができない。そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
SESでプログラミングができない状態は、案件の選ばれ方と自分のスキルの見せ方を変えることで改善できる場合があります。そこで、開発案件に入るための準備と、営業担当への伝え方を紹介します。
SESでプログラミングができない主な理由
経験が少なく開発案件に入れない
開発案件では、プログラミングの経験を求められることが多くあります。そのため、経験が少ないうちは、テストや運用の案件に配属されがちです。
会社の取引先に開発案件が少ない
SES企業によって、得意な案件の種類は違います。例えば、運用保守の案件が中心の会社では、開発に入る機会が限られます。
希望が営業担当に伝わっていない
自分では開発をしたいと思っていても、営業担当に伝わっていないこともあります。その結果、今と同じ種類の案件を紹介され続けることがあります。
開発案件に入るための準備
1. 学習の成果を形にする
まず、自分で作った簡単なアプリやプログラムを用意しましょう。学習の成果を見せられると、スキルが伝わりやすくなります。
2. 今の案件で関われる作業を探す
テストの案件でも、テストの自動化などでコードを書く機会があることがあります。また、運用の仕事でも、作業を効率化する簡単なプログラムを作れる場合があります。
3. スキルシートを見直す
スキルシートは、案件を決めるときに使われる大切な資料です。そこで、学習した言語や作ったものを具体的に書きましょう。
| スキルシートの項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 使用言語 | Java(学習中、簡単なWebアプリを作成) |
| 今の業務 | テスト設計、テストの自動化を一部担当 |
| 希望 | 開発工程(詳細設計・実装)への参画 |
営業担当への伝え方
希望の案件に入るには、営業担当に具体的に伝えることが大切です。
伝え方の例
「次の案件では、実装の工程に関わりたいと考えています。」
「Javaを学習していて、簡単なWebアプリを作りました。」
「経験が浅いので、まずはテストと実装の両方がある案件を希望します。」
特に、いきなり開発だけの案件を求めるより、段階を踏んだ希望を伝えると通りやすくなります。案件の選び方は、SES案件選びで失敗しないためのポイントで解説しています。
今の会社で状況が変わらないときは
希望を伝えても、開発案件にまったく入れない場合もあります。その場合は、会社の取引先に開発案件が少ない可能性があります。
何年も同じ種類の案件が続くと、開発の経験を積む機会がさらに減ってしまいます。とはいえ、すぐに辞める前に、一度社内で相談してみましょう。
それでも変わらない場合は、転職も選択肢の一つです。運用保守から開発へ移る方法は、運用保守から開発へ転職する方法で紹介しています。
SESでプログラミングができないときの注意点
- 学習の時間を確保せずに、案件だけを待たない
- 今の案件の仕事をおろそかにしない
- 経験を偽ってスキルシートに書かない
なお、スキルシートで経験を大きく見せると、案件に入った後に苦労することになります。そのため、正直に書いたうえで、学習の成果を示しましょう。
SESでプログラミングができない悩みでよくある質問
テストの経験は開発に生かせる?
テストの経験は、品質を意識したコードを書く力につながります。例えば、テストの視点を持つエンジニアは、開発の現場でも重宝されます。
独学でも開発案件に入れる?
独学でも、作ったものを見せられれば評価されることがあります。ただし、実務の経験と同じように扱われるとは限りません。
開発案件に向けた学習の進め方
学習を始めるなら、目標とする案件で使われている言語を選ぶのが近道です。例えば、Javaの案件が多い会社なら、Javaから学ぶと案件につながりやすくなります。
そこで、営業担当に、どんな言語の案件が多いかを聞いてみましょう。
また、学習は次の順番で進めると効率的です。
- 言語の基本の文法を覚える
- 簡単なプログラムを自分で作る
- 作ったものをスキルシートに書く
特に、作ったものがあると、面談で具体的に話せるようになります。そのため、小さなものでも完成させることを優先しましょう。
さらに、学習の記録を残しておくと、どれだけ取り組んできたかを説明しやすくなります。
なお、開発案件に入れた後も、最初は分からないことが多いはずです。そのため、案件に入る前から、現場で使われるツールや開発の流れも少しずつ調べておくと安心です。
開発の経験は、一度積み始めると次の案件にもつながりやすくなります。今できることから少しずつ準備を進めていきましょう。
まとめ|SESでプログラミングができないなら準備と伝え方を変える
- 経験や取引先の事情で、開発案件に入れないことがある
- 学習の成果を形にし、スキルシートに具体的に書く
- 営業担当に段階を踏んだ希望を伝える
- 状況が変わらなければ、転職も選択肢に入れる

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