在職中に転職活動をしていると、平日の面接にどう参加するかが悩みどころです。面接のために有給を使っていいのか、会社にどう伝えればいいのか迷う人も多いでしょう。
面接のために有給を使うこと自体は問題ありません。理由の伝え方と、有給以外で時間を作る方法を押さえておけば、働きながらでも無理なく選考を進められます。
在職中の面接のために有給を使うこと自体は問題ない
年次有給休暇は、働く人が休むために使える休暇です。一般的に、取得の理由を詳しく説明する必要はないとされています。転職面接のために有給を使うことも、特別なことではありません。
ただし、申請の期限や手続きの方法は会社ごとに決まっています。就業規則や社内のルールに沿って、早めに申請することが大切です。繁忙期などには、会社から日程の変更を求められることもあります。
採用担当者の立場から見ても、在職中の応募者が有給を使って面接に来ることはよくあります。平日の面接に来てもらえることで、むしろ日程の調整がしやすいと感じる企業もあります。
面接の日程を決めるときに「有給を取って伺います」と伝えると、応募先も日程を組みやすくなります。遠慮しすぎず、自分が動ける日時を具体的に伝えましょう。
有給を申請するときの会社への伝え方
有給の理由を聞かれた場合は、「私用のため」と伝えれば十分です。転職面接であることを伝える必要はありません。
申請するときの例
「〇月〇日に私用のため有給休暇をいただきたいのですが、よろしいでしょうか。担当業務は前日までに〇〇さんへ共有しておきます」
業務の引き継ぎや連絡先を添えておくと、上司も承認しやすくなります。「通院」「家族の用事」など、具体的な嘘の理由を作り込むと、後で話のつじつまが合わなくなることがあるため避けた方が無難です。
申請のタイミングは、少なくとも数日前、できれば1週間ほど前が目安です。
急な面接の依頼が入った場合も、まずは応募先に別日の候補を出してもらえないか聞いてみましょう。
有給以外で面接の時間を作る方法
面接が続くと、有給だけでは足りなくなることもあります。次のような方法も組み合わせてみましょう。
| 方法 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 半日休暇 | 午前や午後の面接に行くとき | 制度があるか就業規則で確認する |
| 時間単位の有給 | 1〜2時間だけ抜けたいとき | 導入していない会社もある |
| 始業前・終業後の面接 | 朝や夕方に面接してもらえるとき | 応募先に相談が必要 |
| オンライン面接 | 移動時間を減らしたいとき | 静かな場所と通信環境を確保する |
一次面接はオンライン、最終面接だけ有給を使って対面にするなど、選考の段階ごとに使い分けると、休みの日数を抑えられます。
応募先へ面接日程を相談するときの伝え方
在職中であることを伝えて、面接の時間を相談するのは失礼ではありません。候補の日時を複数出して、調整しやすくすることがポイントです。
日程を相談するメールの例
「現在在職中のため、平日の日中は調整が難しい状況です。大変恐縮ですが、〇日・〇日の18時以降、または〇日の午前中でご調整いただくことは可能でしょうか。難しい場合は、有給休暇を取得して伺いますので、ご都合のよい日時をお知らせください」
はじめから「平日は行けません」と断るより、代わりの時間や、有給を取る意思を添えると印象がよくなります。在職中の転職活動全体の進め方は、在職中の転職と離職後の転職の比較で解説しています。
有給を使って面接に行くときに避けたいこと
- 同僚に転職活動のことを話してしまう
- 前日や当日の急な申請を何度も繰り返す
- 会社のパソコンやメールで応募先と連絡を取る
- 面接に行く日のSNS投稿で予定が分かってしまう
転職活動が周りに知られると、退職の話をする前に社内の空気が気まずくなることがあります。有給の申請は普段どおりの手続きで行い、転職活動の話は内定が出てから上司に伝えるのが基本です。
面接が続いて有給が足りないとき
複数の企業を並行して受けていると、有給の残りが少なくなることがあります。そのようなときは、応募する企業の数や選考の進め方を見直してみましょう。
- 一次面接はオンラインでお願いできないか相談する
- 同じ日に2社の面接を入れて、休みを1日にまとめる
- 選考が進んでいる企業を優先し、応募先を絞る
有給の残日数は、退職時の消化分も考えて使うことが大切です。面接で使い切ってしまうと、退職前にまとまった休みを取れなくなることがあります。
どうしても平日の時間を確保できない場合は、応募先に事情を伝えて日程を相談するのが基本です。在職中の応募者に配慮してくれる企業は少なくありません。
まとめ|在職中の面接は有給と日程相談を組み合わせる
在職中に転職面接へ行くために有給を使うことは問題ありません。理由は「私用のため」で十分で、業務の引き継ぎを添えて早めに申請しましょう。
有給だけで足りないときは、半休やオンライン面接、始業前後の面接を応募先に相談する方法もあります。無理のない形で選考を進めることが、在職中の転職活動を続けるコツです。

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