中途入社して初めての評価面談が近づき、何を見られるのか不安になっていませんか。
中途入社の最初の評価では、成果の大きさよりも「仕事に慣れてきた過程」と「今後の見通し」が確認されることが多いでしょう。ただし、評価の時期や基準は会社によって違います。そこで、最初の評価の前に確認したいことと、面談の準備を紹介します。
中途入社の最初の評価で見られること
元人事の立場から見ると、最初の評価で確かめたいのは、入社時に期待した役割に向けて進んでいるかどうかです。そのため、次のような点が見られることが多いでしょう。
- 入社時に決めた目標や役割への取り組み
- 仕事の覚え方と、周りとの連携
- 今後に向けた課題と、その対策
特に、入社から日が浅い場合は、成果そのものより、取り組みの過程が見られやすくなります。一方で、即戦力として採用された場合は、早い段階から成果を求められることもあります。
入社時期と評価期間の関係
評価期間の途中で入社した場合
多くの会社では、半年や1年ごとに評価期間を決めています。途中で入社した場合は、在籍した期間だけを評価の対象にすることがあります。
最初の評価を見送る会社もある
例えば、入社から数か月しかたっていない場合は、最初の評価を試行として扱う会社もあります。つまり、賞与や昇給に反映されないこともあるのです。
先に確認しておきたいこと
| 確認すること | 聞く相手 |
|---|---|
| 評価期間と評価面談の時期 | 上司・人事 |
| 自分の評価の対象になる期間 | 人事 |
| 評価の結果が賞与や昇給に反映されるか | 人事 |
| 評価の基準や評価シートの項目 | 上司 |
このように、制度の仕組みを先に知っておくと、準備の方向が定まります。
評価面談の前に準備すること
1. 入社時に期待された役割を確認する
まず、面接や入社時に伝えられた役割を振り返りましょう。目標の設定がない場合は、上司に確認しておくと安心です。
2. 取り組んだことを書き出す
次に、入社してから取り組んだことを書き出します。小さなことでも構いません。覚えた業務、改善した手順、関わった案件などを並べてみましょう。
3. 数字や事実で整理する
さらに、できるだけ数字や事実を書き添えます。「〇件の案件を担当した」「手順書を〇本作った」のように書くと伝わりやすくなります。
4. 次の期間の目標を考える
最後に、次の評価期間で取り組みたいことを考えておきましょう。そうすれば、面談で前向きな話がしやすくなります。
成果が少ないときの伝え方
入社して間もないと、目に見える成果が少ないこともあるでしょう。その場合でも、取り組みの過程と今後の見通しを伝えれば十分です。
伝え方の例
「現在は〇〇の業務を一人で進められるようになりました。」
「△△はまだ経験が足りないため、次の期間で担当を増やしたいです。」
「そのために、□□さんの案件に同行させていただく予定です。」
このように、できたこと・課題・次の行動の順に話すと、面談がまとまりやすくなります。できなかったことを隠したり、他人のせいにしたりするのは避けましょう。
入社時の期待が大きすぎると感じている場合は、即戦力を求められすぎるときの対処法も参考にしてください。
評価面談で確認しておきたいこと
面談では、結果を聞くだけでなく、次に向けた確認もしておきましょう。
- 今回、特によかった点と足りなかった点
- 次の期間に期待されている役割
- 評価の基準で分かりにくい点
特に、期待されている役割を具体的に聞いておくと、次の評価に向けて動きやすくなります。また、日ごろから進み具合を共有しておくと、面談で話が食い違いにくくなります。報告の頻度の目安は、仕事の報告はどのくらいすべきかで解説しています。
なお、自分の職種で求められる力を整理したいときは、厚生労働省の職業能力評価基準の業種一覧も参考になります。業種や職種ごとに、仕事に必要な力がまとめられています。
評価に納得できなかったら
結果に納得できないこともあるかもしれません。その場合は、まず評価の理由を具体的に聞きましょう。
とはいえ、感情的に反論するのは逆効果です。理由を聞いても納得できない場合の対処は、人事評価に納得できないときの対処法にまとめています。
中途入社の評価でよくある質問
前職の実績は評価に入る?
一般的には、今の会社での取り組みが評価の対象になります。ただし、入社時の等級や給与には、前職の経験が反映されていることが多いでしょう。
評価面談がない会社もある?
面談を設けず、結果だけを通知する会社もあります。その場合は、上司に時間をもらって話を聞く方法もあります。
評価面談の当日に気をつけたいこと
面談の当日は、準備したメモを手元に置いておきましょう。なぜなら、緊張すると、伝えたいことを忘れやすいからです。
また、上司の話は最後まで聞いてから答えます。特に、厳しい指摘を受けたときは、すぐに反論せず「具体的にはどのような場面でしょうか」と聞き返すと、次の行動につなげやすくなります。
まとめ|中途入社の評価は制度を確認して準備する
- 最初の評価では、取り組みの過程と今後の見通しが見られやすい
- 評価期間と、自分の評価の対象期間を確認する
- 取り組んだことを、数字や事実で整理しておく
- 成果が少ないときは、できたこと・課題・次の行動の順に話す

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